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食べて調える、食養生のくふう

冷えが気になるとき

温め食材を知る

 

– 芯から冷える季節には。-

五行説においては、季節を春・夏・土用・秋・冬の5つに分類し、それぞれの季節に対応するかたちで、影響を受けやすい五臓のはたらきがあると考えます。

ですから、その季節ごとに、消耗しやすいはたらきを気遣って補うことで、からだにとってきもちのいい状態を保つことができると考えるのです。

寒い冬には、五臓でいう「腎(じん)」のはたらきが負担を受けやすいといわれます。
「腎」は、冷えをとても嫌うところ。

冷たい飲みものはできるだけ避けて、からだの中からあたためる食材を選び、
冬には「腎」を意識してそのはたらきをサポートしましょう。

「腎」は生命力の源ともいわれます。
体内の水分代謝をつかさどる臓器というだけでなく、中医学においては成長や発育、生殖に関わるはたらきを担う「腎」のエネルギーを養うことは、若々しさを保つことにもつながります。
髪の毛は艶やかに、肌にはハリが出て、活力がみなぎるような、いわゆるアンチエイジングともいえるちからを持っているところです。

食養生においては、黒い色の食材が、「腎」を補うものとしてあげられます。

からだを温め、内臓を引き締めるちからのある黒い食材は、たとえば、黒豆や黒ごま、黒米、きくらげ、黒糖などがあります。
また、くるみやカシューナッツなどのナッツ類や、長芋や大和芋などの粘りのある食材も、補腎となります。

からだを温め、腎を養うおすすめごはん

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